月と六ペンス

はじめまして、カフェとカメラを趣味としていますskylifeという者です。このブログは自分が見たもの、味わったものを少しでも多くの人に知っていただきたいという思いから開設いたしました。

これが私の初の投稿となります。拙い文章ですが、温かい目で見てくださると幸いです。

 

今回、私が訪れたのは京都府京都市中京区にある『月と六ペンス』という喫茶店です。

サマセット・モームの同名の小説を名前の由来とするこちらの喫茶店ですが、とにかく場所が分かりづらい!ごくごく普通のアパートの二階がこの喫茶店の所在地なのですが、目立った看板もなく、店の前に着いても鉄のドアに張り紙が一枚

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これだけ。おそらく初見の人は回れ右して帰ってしまうでしょう。実際私もノブを回すのに勇気がいりました。

そしてこの喫茶店、さすが小説のタイトルを店名とするだけあってコーヒーを飲みながら店内にある本を好きに読むことのできるブックカフェとなっています。その種類は豊富で、現代小説からシェイクスピアなどの海外古典、そして哲学書や地誌学等々、まさしくよりどりみどり。

メニューはコーヒーやカフェオレ、そして数種類の軽食といったシンプルなもの。店内には落ち着いた音楽がかすかに流れ、客は周りを気にすることなく各々好きな本を好きなだけ読む。まさに落ち着いて本を読むためだけの場所です。

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私はコーヒーを注文したのですが、少し苦めでありながらしつこくなく、ブラックのままでもあっさりと飲めてしまうくらい美味しいものでした。

この日はあいにくの雨でしたが、雨の降る窓際でその場で出会った本を時間を気にせず読むのは、なんとも風流で贅沢な気持ちになれるものでした。

都会の喧騒を忘れ、美味しいコーヒーとまだ見ぬ本との出会いを求めるならば是非オススメしたい喫茶店です。

 

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京都市中京区二条高倉西入ル松墨町62杉野ビル2F